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杉並公会堂について

沿革

杉並公会堂は、1957(昭和32)年に、文化の振興を目的として建設されました。当時は音の響きの良さから“東洋一の音楽の殿堂”と謳われ、46年の間、オーケストラなどのクラシック公演を始め、合唱やジャズなどのコンサート、シンポジウム、テレビ収録、成人式他の式典などに幅広く利用されてきました。 特に1994年(平成6年)に杉並区が日本フィルハーモニー交響楽団と友好提携を締結し、以後定期的なオーケストラ公演や、音楽鑑賞教室を行うなど、日本を代表するオーケストラの文化発信基地としてその存在をアピールしてきました。

杉並公会堂の外観

PFI事業

建て替えにあたり杉並区は、これまで以上に効率的な運営、高品質な施設の実現をめざし、「PFI(Private Finance Initiative)」の導入により建設することを決定しました。PFI事業は、1992年にイギリスではじめて導入され、民間資本と専門的な技術やノウハウを活用してより質の高い公共サービスを提供するという手法です。杉並公会堂は国内では初のPFI事業で建設された公共ホールとなります。

事業主
PFI杉並公会堂(株)
設計
(株)佐藤総合計画
施工
(株)大林組
運営
(株)京王設備サービス
音響コンサルタント
(株)永田音響設計

特徴

杉並公会堂の外観

杉並公会堂は、光と風のハーモニーをテーマに建てられ、半透明の「アンビエント・フィルター」が訪れる人々を明るく迎えます。そしてクラシックコンサートに最適な音響環境と、残響可変装置をはじめとする機器を備えた大ホールをはじめ、すべてに渡って最新かつ高品質な設備を有しています。また周辺環境へも配慮し、施設の緑化整備を進めるとともに、雨水の再利用や省エネルギーに配慮した施設となっています。

ソフトの面では、杉並区と友好提携を結んでいる日本フィルハーモニー交響楽団のホームグラウンドとしての機能を有しており、本格的な文化・芸術に触れることのできる地域の文化拠点です。

 

フランチャイズ・オーケストラ 日本フィルハーモニー交響楽団

  • 大ホールの音響性能の見事さは、内外の多くの演奏家の折り紙付き。当館をホームグラウンドに活動する「日本フィルハーモニー交響楽団」の楽員たちからも、海外の著名なコンサートホールにも勝るとも劣らない非常に優れた響きであると評判です。
  • 日本フィルハーモニー交響楽団

世界3大ピアノ

すぐれた音楽家が愛してやまない世界3大ピアノ――スタインウェイ・ベーゼンドルファー・ベヒシュタイン。杉並公会堂ではこれらのピアノを「大ホール」「小ホール」「グランサロン」に備えており、コンサートに華を添えています。

スタインウェイ・アンド・サンズ
スタインウェイ・アンド・サンズ(1853年創立)
機種:D-274(ドイツ製)
ベーゼンドルファー
ベーゼンドルファー(1828年創立)
機種:モデル290〔インペリアル〕(オーストリア製)
ベヒシュタイン
ベヒシュタイン(1853年創立)
機種:D280(ドイツ製)

杉並公会堂は、杉並区の文化のシンボルとして、優れた文化や芸術に触れる機会を提供するとともに、区民の文化芸術活動のために、日々の練習・発表に使いやすい施設を目指します。 ご利用いただく皆様にいつも心地よさを感じていただける施設、それが杉並公会堂なのです。